ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.38

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金沢大学広報誌|アカンサス No.38

Talk session※ P2~ P9に掲載の学類改組,一括入試などについては現時点(平成29年7月)での内容であり,今後,変更となる場合があります。田中 : 金沢大学は留学生も多いですよね。英語を話せる学生も多いですし。尾島 : 授業の英語化は初めは戸惑うかもしれませんが,自分に課された課題をこなしていくうちにおのずと力が身に付いていくと思います。でも,高校側として一番関心が高いのは,やはり入試でしょうか。田中 : そうですね。生徒たちには,大学の先をにらみなさいと常に言っていますが,生徒は就職というところにまではあまり意識がいかないんです。ずいぶん先のことで,イメージが湧かないんでしょう。尾島 : 本学は就職率が高いことも強みの1つで,保護者の方には関心を持っていただいているんですけどね。田中 : そうなんですよ! 保護者・教員は就職率が高い大学がいいなと思うんですけど,生徒たちには響きにくい。ただ,大学でどんな勉強ができるのかという点は,志望校を決める時に注目していますよ。平成30年度の学類改組と一括入試制度の導入尾島 : 本学の改革の1つに来年度(平成30年度)の,理工学域の学類改組がありますが,ご存知ですか?田中 : 詳細についてはまだよく分かっていないんですけど,(資料を見ながら)・・・6つの学類が7つになるんですか? このフロンティア工学類(仮称)というのはいくつかの分野が混ざってるんですかね?尾島 : そうなんです。もともとあった3つの学類の要素を含んだ, 分野融合型の新しい学類です。今回の改組は全てが変わるわけではなく,時代や社会のニーズに合った形で分野を再編成したもので,人間社会学域でもコースの改編を行います。また,今回入試の改革も行います。田中 : 一括入試の導入ですよね。ちょうど先日,新聞の記事を見ました。もう導入は決定なんですか?尾島 : はい,文系・理系の一括入試は平成30年度の後期入試から導入することが決まっています。入学してから,「思っていたものと違った」というミスマッチを防ぐ意味合いも含め,幅広い枠組みで入学者選抜を行う形に変えます。「私はこれを学びたい!」という専門性を決めかねている受験生にとっても,いいシステムです。田中 : 広い枠組みで入学して,入学後に専門を決めるというのは金沢大学が学域学類制になった時の発想と同じですよね。前期では学類までを決めて受験することができ,後期では文系,理系というさらに大きな枠組みで受験できる。両方のシステムを使ってバランスが取れているように感じます。一括入試は,目玉になると思います。尾島 : ありがとうございます。今回の学類改組や一括入試に限らず,今後も本学の強みを生かしつつ, 社会あるいは受験生のニーズに合った形で改革を進めていこうと考えています。クォーター制1年を4つの授業期間に分けた仕組み。これにより,海外大学で多く実施されている3カ月程度のプログラムへ参加しやすくなる。学域学類制入学の基本的な単位を「学類」とすることで,これまでの「学部・学科」よりも幅広い学びの機会を提供する制度。学びの基礎を固めながら,自分が本当にやりたいテーマを探していくことができるのが特徴。KanazawaUniversityKanazawaIzumigaokaHigh SchoolTANAKA ShinjiOJIMA Kyoko4 38

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