ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.46

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金沢大学広報誌|アカンサス No.46

輝く金沢大生CIRCLE&PROJECT金沢大学で活動するサークルやプロジェクトをピックアップして紹介します。CIRCLE水泳部泳力を磨き,チーム全体で自己ベスト記録の更新を!70年以上の歴史を持つ水泳部は,夏期は角間キャンパスのプール,冬期は金沢市内のプールで25名が練習に励んでいます。長距離泳で持久力を鍛え,高負荷の短距離泳を重ねて体を追い込みながら目指すのは,中部学生選手権水泳競技大会での国公立大学1位奪還と,部員全員での全国国公立大学選手権水泳競技大会出場。主将の川本てん天さん(学校教育学類2年)は「全員の泳力を向上させ,レース終盤で勝ち抜く粘り強さを磨きたい」と語ります。年間10大会以上に参加する水泳部が次のシーズン目標に掲げるのは,チーム全体での自己ベスト記録更新100回。大会では泳者に声を掛けてベストタイムを意識付けるとともに,記録更新時は全員での「ベスト!」コールで盛り上げ,チームを鼓舞します。「泳いでいる時は一人の戦い。仲間の声援がなおさら励みになります」と笑顔を見せるのは山田浩輔さん(学校教育学類2年)。個人の記録更新が全体の目標に結び付いているからこそ,先輩・後輩にかかわらずアドバイスし合う明るい雰囲気が生まれ,チームの一体感につながっています。大会ではチームの応援を背に力泳PROJECTボランティアさぽーとステーション被災地の支援活動と共に地域の防災意識向上に取り組む東日本大震災を機に発足した災害ボランティア団体「金沢大学ボランティアさぽーとステーション」。設立時から活動を継続している陸前高田市に加え,昨年は西日本豪雨の影響が残る倉敷市,東日本台風による水害に苦しむ長野市にも活動範囲を広げました。支援団体の協力を得ながら事前に現地の状況を把握して作業内容を決め,金沢大生に参加を呼び掛けて被災地に赴きます。倉敷市では,他大学の学生と共に泥水で汚れた写真の洗浄に従事。被災後間もない時期に現地入りした長野市では,がれき撤去やりんご農家での果実の片付けに奮闘しました。代表の椿野智之さん(人文学類2年)は「被災地で学生にできることがまだたくさんあると痛感しました」と言葉に力を込めます。また,平成30年に本学と石川県が防災分野の連携協定を結んだことが契機となり,昨年11月には多くの金沢大生らが住む地域での防災訓練に参加。避難者の誘導や安否確認,炊き出しに携わりました。「防災は日常の中にある」という意識を強く持ち,今後は地域の防災意識向上にも取り組んでいきます。集中して写真を洗浄(倉敷市)手渡しでがれきを撤去(長野市)46 13

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