本学は2050年カーボンニュートラルに向けて,オール金沢大学で「研究・開発」,「社会共創」,「教育」,「キャンパス」の4つの柱で取組を推進しています。
これまで,取組計画2022(2022年3月),取組計画2023(2023年6月)を策定していますが,この度,カーボンニュートラルに向けた本学の姿勢をより明確にし,ロードマップの見直しを図り,研究・教育等の具体的な成果や目標を充実させた「取組計画2023改訂版」を策定・公表しました。さらに,2023年度の取組の成果をまとめた「Progress Report『e:C0Real』 2024 vol.1」を発行いたしました。
カーボンニュートラルに向けた取組計画
金沢大学カーボンニュートラルに向けた取組計画2023改訂版
金沢大学カーボンニュートラルに向けた取組計画(概要版)
【アーカイブ】
金沢大学カーボンニュートラルに向けた取組計画2023(全体版)
金沢大学カーボンニュートラルに向けた取組計画2022(全体版)
金沢大学カーボンニュートラルに向けた取組計画2022(概要版・リーフレット)
カーボンニュートラルProgress Report「e:C0Real」
金沢大学カーボンニュートラルProgress Report「e:C0Real」2024 vol.1
(注)タイトルの『e:C0Real』(エコリアル)は,環境(Eco)と,カーボンゼロ(0)の実現(Real)を組み合わせ,さらに本学がグリーンイノベーションの中核的拠点(core)となる意味を込めています。
カーボンニュートラル実現に向けた基本方針
金沢大学では,「Kanazawa E4-CAMPUS for Carbon Neutrality」を掲げ,研究・開発(Research),社会共創(Social Contribution),教育(Education)、キャンパスの施設のカーボンニュートラルの実現(Campus)を柱とし,「未来知」 によるカーボンニュートラル実現で社会の発展を先導するために,オール金沢大学で人材育成および研究開発のトップランナーとして,社会に貢献していきます。
カーボンニュートラル実現に向けた本学の使命と志
E4-CAMPUSには,本学が果たすべき使命と志が込められており,東アジアの知の拠点として,環境,エネルギー,生態系に関する普遍性のある教育・研究・医療・社会貢献を通じて,カーボンニュートラルとSDGsの達成を目指しています。
E4-CAMPUS には,4つの多様なEに加えCAMPUSには以下の思いが込められています。
「E4」:Environment(環境),Energy(エネルギー),Ecology(生態系),Education and research(教育研究)
「C」:Cooperation(協働)…全ての構成員と協働で,カーボンニュートラルの達成に向けた教育・研究・社会貢献を実施する
「A」:Achievement(達成)…2050年までのカーボンニュートラルの達成を実現する
「M」:Medical(医療)…高度先進医療の発展と普及に努めることにより,あらゆる人々の健康と福祉に貢献する
「P」:Pioneer(先駆者)…北陸さらには東アジアにおける知の拠点として,カーボンニュートラルの達成を先導する
「U」:Universality(普遍性)…普遍性のある教育研究を通じて,誰一人取り残さない持続可能な社会を実現する
「S」:Social Contribution(社会貢献)…産官学及び地域と連携して,持続可能な社会を実現するための教育研究を実施する
カーボンニュートラル実現に向けた温室効果ガス排出量削減目標
中期目標:2030年までに2013年比51%以上の削減を目指す
長期目標:2050年カーボンニュートラルの実現を目指す
カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ
カーボンニュートラルに資する研究・開発を多様なステークホルダーと共に推進し,地球環境問題に関する教育の一層の充実を図るほか,キャンパスの施設における温室効果ガス排出量削減への取組を推進するために,ロードマップを定めています。
本学の研究成果が社会実装されることにより,キャンパスにおける温室効果ガス排出量(約35,000トン)をはるかに上回る「数億トン/年にのぼる削減効果」が試算されており,我が国のみならず地球全体にその波及効果が期待されます。