7月23日,国際機構留学生センターは,石川県立能楽堂で「いしかわ金沢学」夏コースを開催し,本学の留学生・日本人学生ら10名が,能と狂言の講義・体験・観賞からなる「能・狂言入門」に参加しました。
はじめに,宝生流シテ方能楽師で本学客員教授の藪俊彦先生と助手の中村清先生,中谷信子先生から,能の成り立ち・特徴・所作や声の出し方を学ぶとともに, 実際に舞台で使用する能面をつけたり,太鼓・鼓・笛などの和楽器を演奏したりしました。続いて,和泉流狂言師の能村祐丞先生から狂言の歴史について講義を 受けた後,狂言のせりふや振付を学びながら,簡単な実演を体験。その後,狂言『仏師』と能『龍田』の公演を鑑賞しました。狂言の舞台では,事前に本学にて 能楽の講義をした狂言師の炭光太郎先生(本学卒業生)が公演しました。
参加者らは能と狂言の第一線で活躍する先生方から,直接指導を受けるという貴重な体験をするとともに,能・狂言の実技・鑑賞をとおして日本の伝統文化・芸能への理解を深めました。