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「メディカル・イノベーション推進人材の養成」合同公開フォーラムを開催 【KU-GLOCS ACT.54】

教育研究

9月26日,宝町キャンパスにおいて,文部科学省「未来医療研究人材養成拠点形成事業」(※1)(テーマA:メディカル・イノベーション推進人材の養成)合同公開フォーラムを開催し,学内外の教員・学生,企業関係者など約300名が参加しました。これは,平成25年度文部科学省「未来医療研究人材養成拠点形成事業」のテーマAに選定された10大学(※2)の関係者が一堂に会して,各選定大学の成果を共有し,それぞれの参考とするなど,同事業の推進に資するため,本学が主催となり実施したものです。

フォーラムでは,まず山崎光悦学長,佐藤人海 文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室長のあいさつ,本学の山本博理事から本学や金沢,石川における明治以来の医療革新についての紹介があり,続いて,アメリカを拠点とし,創薬バイオベンチャーを起業して成功を収めている久能祐子氏(S&R財団理事長兼CEO,ジョンズホプキンス大学(医学領域)及びマンスフィールド財団理事)による特別講演が行われました。講演では,久能氏のこれまでの研究者,起業家としての歩みや,自身の経験に基づいた研究・起業に重要な考え方などが語られ,参加者らは新薬開発に研究者としてだけではなく起業家としても関わった久能氏の話を興味深く聞き入りました。特別講演後には場所を変え,学生との懇談も実施され,学生らからは「起業家に必要な資質とは?」「女性が研究者として生きていく上で重要なこととは?」といったさまざまな質問が寄せられました。

また,懇談後には,10大学の教職員・学生,企業関係者らの参加者がグループに分かれ,「メディカル・イノベーションを推進できる人材」や「大学間の連携」などの項目についてディスカッションも行われました。

 

※1 文部科学省「未来医療研究人材養成拠点形成事業」:世界の医療水準の向上および日本の医療産業の活性化に多大に貢献するため,世界の最先端医療の研究・開発などをリードし,将来的にその成果を国内外に普及できる実行力を備えた人材(イノベーションを推進できる人材)を養成することを目的とし,新規性・独創性の高い特色ある取組にチャレンジする大学を支援する事業。

※2 テーマAに選定された10大学:群馬大学,千葉大学,東京大学,東京医科歯科大学,金沢大学,大阪大学,鳥取大学,九州大学,長崎大学,東京女子医科大学