8月4日から6日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムが白山麓で行われ,学生24名が参加しました。
共通教育科目「地域『超』体験プログラム」は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。
大乗寺の坐禅体験,山崎光悦学長および向智里理事の講義のほか,白山麓の白峰地区では,林業体験,民泊体験などが行われました。初日の白山手取川ジオパーク学習では,白山市職員のガイドにより,水による浸食と運搬が繰り返されてできた地形や景観を実際に見ながら,手取川流域の自然について学びました。2日目の林業体験では,白峰の山林で30度を超える気温の中,和菓子用ようじや漢方薬のもとになるクロモジ(クスノキ科の落葉低木)を伐採・収穫しました。また,民泊体験では白峰地区・桑島地区の方と生活を共にし,地域に暮らす人のあたたかさや,コミュニケーション能力の大切さを実感するなど貴重な体験となりました。最終日には,白峰地区で活躍している先輩の話を聞き,地域で働き暮らすということについて理解を深めました。今後,最終レポートを提出することで1単位が付与されます。
地域「超」体験プログラムは,今年度4回の実施を予定しており,7月の「能登・珠洲」に続き,今回の「白山麓」が2回目の実施となりました。次回は10月7日から10月9日にかけて,「能登・小木」で実施されます。