7月22日から25日にわたりドイツ・ミュンヘンを会場としてハイブリッド形式で開催された「One Young World Summit 2021 Munich」に,KU-SGU Student Staff(※1)の砂子阪将大さん(人間社会環境研究科博士前期課程1年)が参加しました。
One Young Worldは,2009年の世界経済フォーラムの年次総会(通称「ダボス会議」)をきっかけに創設された,若い次世代リーダーによる世界的な課題解決をサポートするための国際プラットフォーム。2010年から年に一度,世界190カ国以上から約2,000⼈の次世代リーダーたち(18~32歳)が集まる世界最大級のサミットを開催しています。今回のサミットには,本学が参画している国立六大学連携コンソーシアム(※2)から,岡山大学の学生2名と砂子阪さんがオンラインで参加しました。
サミットでは,全体セッションとして,SDGsを枠組みとしながら,権利と自由,気候変動,紛争の解決,教育,グローバルビジネス,COVID-19からの教訓と復興などをアジェンダとして,アンゲラ・メルケル氏(ドイツ首相),メアリー・ロビンソン氏(アイルランド元首相),バーナード・ルーニー氏(石油メジャー・BP社長)といった著名な政治家,財界人,活動家による講演が行われました。また,「インターセクシャリティーとジェンダーダイバーシティー」「性の健康と生殖の権利」といったテーマ別のワークショップが多数実施され,学生,会計事務所スタッフ,難民キャンプの医師といった多様なバックグラウンドを持つ参加者が各々の知見,経験に基づき白熱した議論を繰り広げました。
参加した砂子阪さんは,「ワークショップで他の参加者とディスカッションができた。ネットワーキングの場も設けられており,オンライン参加といえども臨場感あふれるものだった」と話し,より多くの金沢大学生が世界的な課題に目を向けてほしいと学生目線のグローバル化推進への意欲を新たにしていました。来年のサミットは,東京で開催される予定です。
なお,本件については,国立六大学連携コンソーシアムのWebサイトでも紹介されています。
・国立六大学連携コンソーシアム「「次世代リーダー・グローバルサミットOne Young World(OYW)」2021ミュンヘン大会に参加
※1 KU-SGU Student Staff:本学のスーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)を学生目線で推進する学生団体
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※2 国立六大学連携コンソーシアム:国立六大学(千葉大学,新潟大学,金沢大学,岡山大学,長崎大学,熊本大学)が,自主自立を尊重しつつ連携して,教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し,グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として,平成25年3月に設置したコンソーシアム。
Webサイト https://sixers.jp/