金沢大学の国際化,グローバル化の取り組みを行う中で, 連携は無限大。
あらゆる「!」との絆のもとに。
金沢大学スーパーグローバルELPセンター
講師
金沢大学スーパーグローバルELPセンターは、SGU事業の取組の目玉のひとつとして2015年4月にオープンしました。センターでは、本学の協定校であるタフツ大学(アメリカ合衆国)のELP(English Language Programs)と連携し、教員・職員・学生対象の3つのプログラムを実施しています。教員対象の研修は、春休み中と夏休み中にそれぞれ1週間行うオンサイト授業と、学期期間中に行うオンラインによる課題提出で構成されています。夏休み期間中である9月に行われたオンサイト授業のために、タフツ大学から来日されていたジョセフィン・アルトビオ先生にお話を伺いました。
-金沢大学に来るのは4回目とのことですね。
はい。これまでは学生対象の授業のために来ていましたが、ELPセンターができてからは初めてです。
-日本の他の都市に行かれたところはありますか?
先週末京都に行きましたが、1日だけでは足りなかったのでまた機会があれば行きたいですね。今回は、オンサイト授業が終了したらすぐにタフツ大学に戻らなければいけないので、行けないのですが。
-その教員対象のプログラムについてですが、午前2時間半、午後2時間半の授業を5日間行うという、とても集中的なものだと伺いました。
先生方は学期期間中に毎週授業に出るということが難しいので、どうしても短期間で集中的に授業を行うことになってしまいます。その分とても熱心ですよ。先生方は英語で論文を書いたりされているので、ライティングやリーディングについてはあまり問題がないと思うので、オンサイト授業ではオーラル・コミュニケーション能力の向上に力を入れています。留学生と接する機会の多い先生は、この授業がとても役に立つと言っていました。
-1週間のオンサイト授業のあとは、オンラインで課題を提出するということですよね。
はい。全員に課している課題の他に、私は各受講者と「契約」を結びました。この期間に、英語力を向上させるために何を行うのか?それをどうやって行い、どれくらいの時間がかかるのか?ということを書き出してもらったのです。外国人の同僚と英語で話す、英語でラジオを聞く、字幕なしでアメリカ映画を観る、など何でもいいんです。私と「契約」することによって、自分がやると言ったことに対してより責任を持つでしょうし、私も書いたことを実行しているか確認できます。
-最後に、これからグローバル社会で活躍する学生を育てるために、必要なことは何でしょうか?
グローバル社会で活躍するには、自分で考え、自分で解決策を導くという能力が必要だと思います。そのためには、学生のうちから、授業に対して積極的に取り組んだり、学んでいることに対して深く関わったりすることが大切です。それらの能力が身に着けられるのは、コミュニケーションやディスカッションを用いた授業です。学生同士や学生と教員でディスカッションすることにより、学習が楽しくなり、学んでいる内容に対してより深い興味を持つようになります。教員対象の研修では、そのような視点も取り入れていきたいと思っています。
-授業の合間のお忙しい時間に貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
(2015年9月取材)
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
国際基幹教育院 准教授
菊谷まり子 さん
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
名誉教授
粕谷 雄一 さん
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
人間社会研究域 人間科学系 教授
西本 陽一 さん
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
人間社会研究域 法学系 教授
堤 敦朗 さん
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
国際基幹教育院 准教授
渡辺 敦子 さん
*KU-SGU Student Staffインタビュー企画*
理工研究域生命理工学系 准教授
黒田 浩介 さん
タフツ大学
International Student and Scholar Advisor, Internatiolnal Center
ホイットニー・サリバン さん
金沢大学国際基幹教育院外国語教育部門
特任准教授
マーク・ハモンド さん