人間としての自己を磨き,専門人としての自己を磨き,
グローバル社会で活躍する「金沢大学ブランド」の人材へ。
*派遣留学プログラム(ドイツ・ヴュルツブルク大学)*
留学時:人間社会学域地域創造学類(留学後:人間社会環境研究科地域創造学専攻に進学)
留学期間: 2019年9月~2020年7月(4月~7月は日本でオンライン授業を受講)
私は小さい頃から海外へ漠然とした関心がありました。それらが蓄積されて、海外で勉強したいという気持ちは、知らず知らずのうちに自分のなかに自然と存在するものであったように感じます。だからこそ、どうして留学したいの?と改めて聞かれると困る日々が続きました。そのとき私は、先生や留学経験者はもちろん、一時は考えたものの最終的には留学という選択をしなかった方にお話を伺いました。そう模索していくうちに、自分の中で大切にしている考えと「自然環境・教育」「学校外の学び」「地域コミュニティ」という関心のある分野に気がつくことができました。留学中は、環境保護団体のイベントに参加したり、クラインガルテンの見学をしたりしました。また、論文を読んだり、春に向けて別のイベントや施設への参加・見学を具体的に検討したりしていました。しかし、感染症という問題が立ちはだかり、多くは計画段階のまま、早期帰国という展開を迎えることになりました。しかし、私は留学を決めたことを後悔することはありませんでした。それは、留学はゴールではないこと。留学が中断されても時が止まるわけではなく、私の日常は変わりなく続いていくことに気がつけたこと。これらが理由であったと思います。
また、留学に際し、「語学力」という言葉がよく出てくると思います。言語はあくまで「ツール」のひとつでありながら、非常にパワーを持った「ツール」である。反対に、魔法のような「ツール」でありながら、あくまで「ツール」のひとつにすぎない。これは、私が留学を通して学んだことのひとつです。とある環境保護団体のイベントに参加した際に、学校の授業ではある程度理解できていたドイツ語も、突然始まったイベント参加者同士のディスカッションには全くついて行けず、もどかしかったことを今でも憶えています。こういった場面では語学力ばかりに目が向きがちですが、語学力“だけ”で学びは深まらないのだと身に染みて感じました。語学力が選択肢を多様にしてくれることは確かですが、温度感のある日常、人とのつながりや深い学びを得るには、語学力だけでなく、知識や人間力も重要な要素だと感じる場面が留学中に何度もありました。こうした要素は行動や経験の積み重ねによって形成されていくものです。留学という選択をする際、語学力だけにとらわれず、留学前から自分の頭で考えて、関連する事柄に対して小さくでもアクションを起こしていくことをおすすめします。きっとこれらの積み重ねが想像もしない景色への道を作ってくれるはずです。これからも日々模索しながら楽しく暮らしていきたいですね!
*One Young World 2023 Belfast Summitに参加*
自然科学研究科地球社会基盤学専攻 / KU-SGU Student Staff
飯田 吟太 さん
*One Young World 2022 in Manchester に参加*
自然科学研究科自然システム学専攻/KU-SGU Student Staff
石黒 歩 さん
*海外留学ファーストステッププログラムinバンコク(夏)(オンライン研修)*
人間社会学域国際学類/KU-SGU Student Staff
板倉 さくら さん
*KU-SGUタンデム企画に参加*
理工学域数物科学類/人間社会環境研究科
寺尾 皓/エブヌ・マライニーン さん
*One Young World 2021 Munichに参加*
人間社会環境研究科地域創造学専攻/KU-SGU Student Staff
砂子阪 将大 さん
*海外留学ファーストステッププログラムinバンコク(春)(オンライン研修)*
人間社会学域経済学類
山門 未来 さん
*フィリピンにおける自然災害の理解とその対応:室内・野外実習を通した体験型プログラム*
理工学域自然システム学類(卒業)
水野 真衣 さん
*モンクット王工科大学トンブリ校(タイ)との理工系教育研修プログラム*
理工学域自然システム学類(卒業)
吉田 美月祈 さん