伝統文化と先端文化を併せ持った金沢で,
万全の教育体制と安心の環境,手厚いサポートのなかで学ぶ。
リーディング大学院「文化資源マネージャー養成プログラム」
(人間社会環境研究科)
私はインドネシアから来たマハラニといいます。サステナブルデザインや再生可能素材、クラフト開発に興味があり、インドネシアのバンドン工科大学でプロダクトデザインを専攻し学士号及び修士号を取得しました。その後、金沢大学のリーディング大学院「文化資源マネージャー養成プログラム」で研究を続けることを選びました。
他のアジアの国々からの留学生が考古学や人類学を専攻している中、デザインを専攻しているのはクラスで私だけです。有形無形を問わず文化資源の開発においては、デザインも重要な役割を担っていると思います。そして、このプログラムはその考えを後押ししてくれています。
このプログラムでは、教室で行われる講義やゼミだけでなくフィールドトリップなど屋外での活動の機会も提供されるので、私の視野、特に文化資源についての視野を広げてくれます。友人と切磋琢磨する関係やクラスの雰囲気もとても良いです。教授や他の教員たちも素晴らしく、彼らとともに夏の国際フィールドスクールやワークショップ、文化資源マネジメントの会議に参加しました。
デザインの分野で学位を取り、現在は文化資源の活用について学んでいるので、将来はそれらを生かしてグローバル社会で役立つ人材になりたいです。そのために、今現在の目標のひとつは、関連する機関や組織と共同研究をすることです。そして、短期的な目標は、ユネスコで教育・研究の職を得て、ユネスコがどのようにして世界遺産を管理しているか学ぶことです。長期的な目標としては、それらの経験を生かして、文化的持続可能性や発展途上国への教育に対して積極的に貢献し、世界をより住みやすいものにしたいです。
良いリーダーとなる有用な人材を生み出すためには、学生個人が意欲を持ってがんばることももちろん重要ですが、学習環境も重要な要素の一つだと思います。なので、このプログラムは金沢大学が始めた良い取組の一例だと思っています。
★「文化資源マネージャー養成プログラム」について、詳細はこちら。
(掲載日:2015年6月25日)