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日本人学生 × 金沢大SGU

人間としての自己を磨き,専門人としての自己を磨き,
グローバル社会で活躍する「金沢大学ブランド」の人材へ。

*トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム(アメリカ合衆国)*
人間社会学域国際学類

広江 琉花 さん

こんにちは!

私は「トビタテ!留学JAPAN10期」の「多様性人材コース」に採用され、2019年8月から約8か月間、ニューヨーク州にあるWagner Collegeにて演劇とジェンダー学を学んでいました。

ここでは、私が留学に行くまでにどんな準備をしたか、留学中の話、それから留学を考えている人へのメッセージをサラっと記してみようと思います。

 

まず、留学の準備ですがこれがなかなか大変でした!やったことを順番に記すと、

①自己分析をする:「自分はなぜ留学をしたいのか」「留学先で何を学ぶのか」「自分が留学することによって社会にどんな影響を与えることができるのか」などと言ったことを明確にします。

②留学先を吟味し決定する:金沢大学は多くの大学と協定を結んでいるため、自分の学びたいことが確実に学べるように留学先を慎重に選ぶ必要があります。応募者が多数いる場合は書類審査や面接による選考もあります。

③奨学金を獲得する:別にこれは無くてもいいのかもしれませんが、私の場合は家計的に絶対必要でした。探せばいろいろな奨学金があります!

④留学先の大学の入学必要条件を満たす:私の場合は英語のスコアと小論文の提出が必要でした。英語の勉強はコツコツ始めておきましょう…私はめちゃくちゃ苦労しました…。

大きく分けて以上です。想像以上に時間がかかりますし、根気のいる作業です。また、1人では絶対にこなすことができません。色々な人に頼り、情報を集めましょう。情報収集の相手として私もいつでもavailableですので必要ならご連絡を!

 

続いて、留学先でのお話です。

「演劇を通してジェンダー不平等を是正する」というのが私の留学のテーマだったので、留学先では大きくわけて以下の2つの活動に従事していました。

ひとつは、大学でジェンダー論を学ぶこと。女性の権利や、LGBTQコミュニティの権利をさまざまな視点を通じて勉強しました。

驚くことに、私が受けた10クラスのうち8クラスが女性教授によって開講されていました。(金沢大学では50クラス以上履修しましたが、女性教授によるものは7クラスだけです。)

それから、大学のLGBTQ団体 OUT Wagnerに所属してイベント運営を担いました。カラオケパーティ、LGBTQ仮面舞踏会などなど…思い返せばパーティばっかりですね(笑)。

大学内でLGBTQの学生は非常に堂々としていました。特にOUT Wagnerのメンバーはみんな自分らしさを大事にしていて、尊敬できる素晴らしい人たちでした。

ふたつめは、演劇を勉強すること。主にアクティングの授業を受けたり、発声の授業を受けていました。

オーディションも受け、公演が決まっていたのにCOVID-19の影響でキャンセルになってしまったものもあります…残念。。

 

私の場合、留学先には1人も日本人がいませんでした。ちんちくりんで英語をうまく話せない私の存在が馬鹿にされているようにも感じるときもありました(ただの自意識過剰なんですけどね)。

さらに授業のハードルが高かったので最初の1か月は落ち込みまくり、授業後1人でトイレにこもって泣いたり、カウンセリングを受けたりもしました。

でも最終的には教授から「学期試験のエッセイが素晴らしかった」とわざわざメールをいただいたり、国連の元職員の方とイベントを企画したりとさまざまなチャレンジをすることができました。大切な親友にも出会うことができました。

みじめだったことも、嬉しかったことも、ぜんぶ宝物のような経験です。

 

COVID-19のせいで、悲しくも珍しい時間も過ごしました。こちらは帰国後に私が書いた記事です。興味があればぜひ読んでみてください。

「日本、目を覚ませ。ニューヨークは眠ってなどいない。」

(ちなみに、このブログでは金大生の留学中の様子をリアルに知ることができますよ!)

 

最後になりますが、海外留学が今や当たり前になりつつあるこの時代、ただ言語が少し上達して友達ができて終わった、といった誰でもできる留学ではなく、「あなたしかできない」留学をすることが求められていると思います。自分が学びたいことを明確にし、渡航前に入念な準備をしておくことは非常に重要となります。意志がはっきりしていれば留学先で自分の能力の無さや不甲斐なさに泣けてきても、なんとかくらいつくことができます。

訳が分からない未来に冷静に対応することも、グローバル人材に欠かせない素質だと思っています。COVID-19のせいで先行き不透明な時期ですが、志高く柔軟にありたいですね!

(掲載日:2020年8月12日)

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