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日本人学生 × 金沢大SGU

人間としての自己を磨き,専門人としての自己を磨き,
グローバル社会で活躍する「金沢大学ブランド」の人材へ。

*カナダへ留学*
人間社会学域国際学類

建部 都志子 さん

私は2014年9月から2015年5月までの約9か月間、カナダ東部のケベック州にある、モントリオール大学に留学していました。カナダと聞くと、主に英語中心の生活を想像する方もいるかもしれません。違います、フランス語です。カナダ東部のケベック州は、歴史的にフランスとイギリスが領土争いを続けた場所です。それが背景となって、カナダ全体では英語とフランス語が公用語として制定されている一方、ケベックの日常生活では主にフランス語が使われています。

留学前はフランス語に関して、積極的に検定試験を受けたりはしませんでした。ただ、一年時から履修していたフランス語の文法の授業をなによりも大切にしていました。なぜなら、当然インプットがなければアウトプットもできないからです。何事も基礎が一番大事です。「フランス語漬けの日々」に突入する前に、日本では基礎となる文法のインプットを大事にしました。

留学中、前期は語学学校に通い、後期は正規学生と同じように授業を履修しました。履修した授業は、「国際関係論」や「18~19世紀のヨーロッパの歴史」等です。「国際関係論」の授業では、アジアの話題になるといつも日本と中国が引き合いに出されており、周りの学生も中国と日本に関する質問を頻繁に先生に投げかけていました。「日本や中国の行動は常に注目されている」と日本で言われても信じ難かったのですが、実際に日本の外で授業を受けてみるとそのことを肌で感じました。金沢大学で国際政治学を専攻しているため、外から見る日本という視点は非常に興味深く、また新鮮でした。

留学中に得るものは語学能力の上達だけではありません。この留学中に、文化・人種・言語・民族等の側面から多角的に問題を分析する力、相手の状況を想像する力、さらに自分自身を客観的にみる力を身につけました。そして、これらの能力は外国であろうが日本であろうが必要になるものと思っています。

建部都志子_語学学校の友人

語学学校の友人たちと

 

★派遣留学プログラムについてはこちら

(掲載日:2015年10月16日)

 

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